ヨロブン、新年明けましておめでとうございます。
韓国語では、세해복 많이 받으세요(セヘボッマニパドゥセヨ)と言います。
新年に福をたくさんもらってくださいね。という意味です。
さて、今日は新年一発目にある話をします。
私の韓国語教室に、韓国語をゼロから始めて、半年で日常会話がとても上手になったCさんという方がいます。
もちろん本人が努力したのは言うまでもありませんが、Cさんの話し方を聞いていて、とても上手に韓国語の単語・文法を使っているな~、と関心します。
皆さんも韓国語を話す時に、全然言葉が出てこない~なんて事はありますよね。
それは、なぜかと言うと、頭の中で考えている難しい日本語をそのまま韓国語で言おうとしているからなんです。
考えをそのまま韓国語で言えるのは、ほぼ上級者と言えるでしょう。
じゃあ、どのようにして韓国語を話せば良いのでしょうか。
それは簡単です。
ちょー簡単な単語・文法を使いまくるのです。
Cさんの話に戻します。
Cさんは会話の時、私が「先週どのように過ごしましたか?」という韓国語の質問に対して、とても簡単な単語・文法を使って答えます。
・月曜日~金曜日までは仕事をしました。疲れました。
・休みの日には友達に会いました。友達と映画をみました。友達と一緒にご飯も食べました。美味しかったです。
・最近とても寒いです。服をたくさん着ています。旦那が風邪を引きました。私は気をつけます。
日本語にするとこんな感じです。
一見、小学生の作文の発表のようですが、実はこれがセンスの良さなんですね。
韓国語がまったくわからない人がさっきの言葉をスラスラ話すCさんを見たら、おっ韓国語上手だ。と思います。
また、Cさんは会話を予め予測して、話すことを準備しているんですね。
どんな事を聞かれるのか、これを紙に書いて、予測して、家で一人で練習しているそうです。
これはある種のメンタリズムだったりします。
大体、日本語の会話でも身近な話をたくさんするはずです。
・最近の過ごし方
・年末どこ行く?(12/30現在の場合)
・天気
・仕事の話
・趣味の話
このようなよくする話の回答を予め練習しておき、スラスラ話すことで相手に「この人は韓国語が上手だ」と思わせることができるのです。
思わせるだけでなく、よく使う会話なので実際に上手なのですが。
実は、この簡単な単語・文法を使って会話することが、語学の真髄であると私は推測しています。
例えば、皆さんは韓国の市場の魚屋さんに行って、魚を注文するとします。
ショーケースに入っている魚を指差して、
「これとこれ下さい」という言葉で充分だと思いませんか?
「この金目鯛とこの粋の良いワカサギ下さい」って言いますか?
韓国人でも後者は少ないと思います。
ですから、実際、現時点で1年~2年くらい勉強している方であれば、今まで習った言葉のみで会話は充分なのです。
新しい事を学ぶ前に、自分の習った簡単な単語・文法で会話を組み立てるようにしてみてください。
そうすれば、韓国語はスラスラ出てくるようになると思います。
難しい言葉を簡単な言葉に置き換えるテクニックを身につけてみてくださいね。
ということで今日はここまでにして、皆さん、2013年がスタートしましたが、皆様にとって
良い年になることを願っております。
そして、今年もどうぞよろしくお願いします。
チェ・ジクスでした。